

取得できる文章の質は検索キーワードに依存します。
ですので、検索キーワードをどう指定するかがポイントです。


基本的な検索テクニックとして「AND検索」と「OR検索」と「NOT検索」があるのはご存知ですか?


例えば「空」だけだと漠然としていますが、そこに「赤い」というワードを半角スペースで区切って繋げば「空でかつ赤い」という文章を検索することになります。
画像検索に切り替えてみると分かりやすいです。


大きな分類から、中くらいの分類、小さな分類といった具合に入れ子構造になっています。
上位概念とか、下位概念という言い方もします。
例えば、大きな分類として人類というものがあります。
小さな分類としては個人名があります。例えば、スズキイチロウとしましょう。
大きな分類として人類はスズキイチロウを含んでいますが、検索ワードに「人類」と入力しても「スズキイチロウ」は見つからないでしょう。
見つかるかもしれませんが、人類というワードは膨大な数の個人を含んでいるため、「スズキイチロウ」に辿り着くのは至難の業です。
なにが言いたいかというと、検索ワードにあまりにも大雑把で曖昧なワードを指定すると、当然検索で得られる結果も大雑把で曖昧なものになる、ということです。
取得できる文章の質が低いのは検索ワードが大雑把で曖昧だからなんですね。


しかし、あまりにも細かすぎてもダメです。また、そもそもネット上に存在しない情報も検索できません。
コツとしては、検索ワードは最低でも3つ以上は指定するようにしましょう。


分かりやすく住所を例として説明します。
大分類……東京都
中分類……台東区
小分類……上野
これで場所の絞り込みはできますよね。
例えば、「桜の名所」を調べたい場合はこのように追加します。
「東京都 台東区 上野 桜の名所」
当然ですが、上野恩賜公園がトップに出てくると思います。


逆に、「桜の名所」だけだと、全国にある桜の名所のいずれかについて言及した文章になります。


なんとなくコツは掴んたでしょうか?


「AND検索」はワード同士を繋げれば繋げるほど検索結果が減っていくのですが、「OR検索」は繋げれば繋げるほど検索結果は増えていく傾向があります。


例えば寿司またはラーメンについて検索したいなら「寿司 OR ラーメン」とします。
「寿司」だけだとこうなります。分かりやすく画像検索にしてみます。




例えば、「寿司 OR ラーメン」で「寿司とラーメンのセット」を除外したい場合はこのようにします。
「寿司 OR ラーメン -セット」



もっと複雑な検索式を構築したい場合は数式のように優先順位を括弧で指定できます。
(寿司 OR ラーメン -セット) OR (蕎麦 OR うどん -定食) -カップ麺


もう2つ便利なテクニックを教えましょう。
完全一致(フレーズ)検索
ワイルドカード検索
の2つです。
どんな検索テクニックなんですか?




先程の例の「蕎麦」の場合は「蕎麦」と「そば」と「ソバ」の3種類の表記がありますが、「蕎麦」と指定すれば「そば」と「ソバ」も自動的に検索対象にしてくれます。
また、ネットには推敲されていない誤字・脱字のある文章もあるので、そういったものを自動的に訂正して検索対象にしてくれます。
なので実際に検索したワードが含まれていなくても、余計なお世話機能でかすったものを検索結果として引っ張って来る場合もあるんです。
なんでこれがヒットしたのかなって思ってましたが、余計なお世話機能のせいなんですね。


そこで「完全一致(フレーズ)検索」を使います。
使い方は簡単で二重引用符(ダブルクォーテーション)でワードを囲むだけです。
例えば「”昨日、宝くじが当たった”」と検索すると前の日に宝くじが当たった人の文章が検索できます。
文章には句読点などの違いはありますが「昨日、宝くじが当たった」というフレーズが含まれています。


「after:2021-03-08 before:2021-03-09 “犬に噛まれました”」


名言とか格言の検索には便利ですね。
次は「ワイルドカード検索」です。
ランファさんはトランプのジョーカーって知ってますか?




「仏の顔も三度まで」というのは有名なことわざですが、もし仮に「何度まで」か忘れたとします。
そんな時に分からない部分を「*(アスタリスク)」にして検索すると「○○○」の部分を補間して検索してくれます。
クイズの答え探しに使えますね。


「○○○」になにが入るのか実際検索してみると、「納車になった」「お世話になった」「発売になった」ということが分かります。


基本的なAND、OR、NOTの「論理演算子」と「完全一致(フレーズ)検索」や「ワイルドカード検索」を使いこなせるとオートブログリライトの精度も向上します。
逆に言えば、検索スキルがないとオートブログリライトもうまく使いこなせないことを意味します。
他にも便利な検索テクニックがあるんですか?


Googleの公式ページもありますよ。
検索テクニックについては「Google検索 テクニック」と検索すると、解説付きでノウハウがたくさん出てくるので参考にしてみてください。
ありがとうございます。
